禅指圧について1 禅指圧のここがスゴイ

治療家として生計を立てるにあたり、これまで様々な治療法、治療技術などを学んできました。
その中で、強い影響を受けたものがいくつかあります。

禅指圧(増永静人)もその一つ。

普通、マッサージの場合、コッってる部分を探りだして「お客さん、コッてますね~」なって言いいながらそこを攻める。

大部分のマッサージ師はこんなかんじでしょう。

増永氏の著書ではコッってる箇所を見つけることは簡単で、誰でもできる。そんなことをやっても根本解決にならない。
と平然と言ってのける。

増永氏は、真の急所(虚の虚)を見つけ出して、そこを補いなさい! と説く。
そうすれば、根本解決になり、凝っている部分もほぐれますよ!と。

もうレベルが違いますね。。。

増永静人氏の著書はどれも治療家なら読んでおいて損はない、、、いや読むべきだ!と思います。

禅指圧のここがスゴイ!!! 僕は以下の点に感銘を受けました。

1. 自身が、発見したこと、考案したことをすべて体系化、文字化した事
2. 極めて温故知新であること
3. 全てにおいて極めてクリエイティブであること

1. 自身が、発見したこと、考案したことをすべて体系化、文字化した事
 
  増永氏は、オリジナルの経絡図(写真)を作り、患者の統計もデータ化し、傾向を分析し、切診の手引書を作りました。
  
  オリジナルの体操(外国ではMakkohoとして有名)をも考案しています。
 
  治療の手順から何から何まで本にまとめられています。
 
  天才にしかできませんね。笑
 
2. 極めて温故知新であること

  増永氏は、中国の陰陽思想や、太田晋齋の按腹図解、柔術の活法などを参考にしてオリジナルの治療法を確立させました。

3. 全てにおいて極めてクリエイティブであること 

  切診の手引書や、経絡体操の解説本などに目を通すと解りますが、構成一つとっても極めてクリエイティブです。
 
  ただただ驚くばかりです。

〇〇式治療術 〇〇流マッサージなど、巷にあふれるほどありますが、僕は、とりあえず増永先生の禅指圧を100%以上理解してからじゃないと、とてもおこがましいと思ってしまいます。

音楽ではMilton Nascimento, Eduardo Mateoが僕のクリエイティビティを強烈に刺激してくれますが、禅指圧は、治療家としてのクリエイティビティを強烈に刺激してくれます。

おススメ!
  

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