ツチヤニボンドの作り方 vol.1(Urbane アーベイン)

ツチヤニボンドフィルターを通った参考音源(元ネタ)一覧 (Urbaneの場合)

Orquesta Egrem / Pero Que Cosa Es Esto

曲ができるきっかけ…

ディスクユニオンのカリスマバイヤーの江利川君が企画した「トーキョー×ミナス」

というイベントでレオナルド・マルケスとコラボするために

超名曲「Milton Nascimento / Tudo o que você podia ser」をカバーしたこと。

 

20年以上も僕にインスピレーションを与え続けてくれるミルトンは神だ。

イベント後、なんとなく「Tudo o que voコード」を弾いてたら曲ができた。

 

「Tudo o que voコード」とは…

今勝手に命名した。笑

「D」のドロップチューニングにして、タブ譜的に言うと、6弦から5,5,8,5,6,5と押さえる。

実際のミルトンの曲ではDmを弾いたあとにこのコードが弾かれる。

中盤からサビにかけては、この「Tudo o que voコード」をスライドしたコード進行になっている。

このコードをパワーコード的に平行移動するだけで洒落たかんじになる。おすすめ。

初めてyoutuber的な自撮り動画upした。参考になれば。

 

ツチヤニボンドは基本的に譜面を使わないから(コード譜も)コードの構成音とか全然気にしていない。

ミルトンが考えたのかな。Lo borgesバージョンにはこのコード感ないから
やっぱりミルトンかな。

あと、波照間君のドラム、サビの「Urbane & Mellow 」の直前のフィルは「Tudo o que você podia ser」からそのまんま拝借してるね。笑

 

曲の土台のイメージ… Cassiano / Onda

キューバ関連を掘っている時に「Cuban Killer」ってタイトルで引っ掛かった。
大好きな曲。再発のLPも即買い。
ちなみに歌いだしの歌詞はスペイン語「que onda = what’s going on」

 

試行錯誤の末にドンピシャにハマったアンサンブルの元ネタ

Roberta Flack / Feel Like Makin’ Love

マリーナショウのバージョンもいいけど、こっちも好き。

現場で思いついてすぐに元ネタを聴かせて、試してみたらドンピシャ。ハイ決まり。

 

デモで下に敷いたサンプリングループネタ…

Orquesta Egrem / Pero Que Cosa Es Esto

何でもかんでもラテンフィーリングを盛り込むので皆に「またかよ…」って
思われてるけど、たぶんまだまだ続く。

3rdアルバムでも自分なりにラテンスパイスを盛り込んでいるのだが…

ここいらへんはなかなか通じない。

 

Caetano Veloso / Parabéns

「シュビドュビバンデズンバデンドン」はこの曲にインスパイアされた。

キセルのお兄ちゃんが、カエターノのバックバンドが好きだ!って言っていたっけ。

フルートパートの元イメージ…

Tru Masterは、僕のリフの教科書に載っている。元ネタと比較すると、Pete Rockの手腕に脱帽。リスペクト。

 

コンガパート…

Marvin Gayeのやたらリバーヴィーなコンガに都会的なイメージが重なる。
参考にした。

コーラスパート… (  トゥトゥットゥー )の部分

 

以下のライブを僕は生で拝見していたのだけど、冒頭のコーラスが良すぎて、
お世辞抜きで、本当に鳥肌が立って泣きそうになった。

その後、「時代はコーラスだ!」って思って付け加えた部分。

 

サビの細かいところ…

Elliott Smith / L.Aの(2:40)を聴いてみて。 この部分を作曲しているときに想起した。
Earl Klughは、なんとなく頭にあった。雰囲気。
あとは歌謡曲感というか、まあ、作曲している流れの中で「都会的+歌謡曲っぽい」っていうのは
なんとなく沸いてきて、頭の中にはルビーの指輪があったかな。
https://www.youtube.com/watch?v=RiLL2vwZfPg
こうやって振り返ると、色々な人(江利川君や井出君やキセルなどなど)との出会いが自分にインスピレーションを与えてくれているわけで。。。
本当に感謝です。

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