台湾インディーズシーンの現在。レコ屋 White Wabbit Recordsに行ってみた。
僕の中学、高校時代は、大手レコードショップの試聴機がどんどん増えていく時代だった。
高校は中央線沿い(武蔵小金井)だったので、学校帰りによくショップに行って死ぬほど試聴した。
当時 ( 1995年前後 )はタワレコの無料雑誌(Bounce) は必ず持って帰った。高校生の僕にとっては目から鱗。ディアンジェロとかトニートニートニーとか、それで知ったし、買ったっけ。
というわけで台湾に来たのだから、やっぱりレコ屋訪問は欠かせない。
行ってきたのは台北の White Wabbbit Records
台湾のシーンに関しては、去年、本日休演の岩出くんから
「落日飛車」を教えてもらって、気に入ってよく聴いている。
( 4:16~の転調パートの展開センスは抜群 !!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! )
現地で落日飛車のヴァイナルもあればいいなと期待したけど残念ながら品切れ。 涙
店員さんは愛想よく対応してくれた。謝謝。
リクエストしたらその場で試聴ができる。
時間もないし単刀直入に
「まだあんまり有名じゃないけど、これからブレイク必至の若手のバンド教えてくれ!」
綺麗なお姉さんは迷わずこれをチョイス。
( このオルタナポップ感チョイスで、なんとなく台湾のインディーシーンが透けて見えてくる )
連れていた三歳の娘は店内のソファでドラゴンボールのフィギュアでひたすら遊んでくれていたので助かった。
僕と嫁も数日間、ギニュー特戦隊の名前を思い出すのを存分に楽しんだ。
マックデマルコ周辺は、どこの国でも人気なんだな。。。
台湾は日本以上に90年代オルタナ、グランジ~ポストロックのムーヴメントの名残が根強く残っている感じ。
トータス、ジムオルーク関連のアーティストの新譜とかも紹介してる。
日本のアーティストも扱ってくれている。
KICELL の新譜は良いし、明るい幻もすごく聴いた。
原田茶飯事君とは昔よく遊んだし、彼のプロ意識と根性は、本当にすごいと思う。
単身で来ていたら、図々しく閉店くらいまで試聴し続けるのであるが、
嫁、子供がいたので滞在時間は2時間くらいだったかな。。。
個人的には、グランジマナーを汲み取った品の良いバンドより、上記の
脆弱少女組
っていう、ちょっとよくわからないポップユニットの方が引っ掛かった。
90年代のバブル期のポップス風味まで含有している。。。
(買った5枚のうちの1枚)
ざっくりとした、僕の台湾インディーズシーンの印象はこんなかんじ…
1、米国の90年代オルタナ、グランジムーヴメントからポストロックへの流れを今も引きずっている。
2、マックデマルコ周辺を激プッシュしている。
3、なんとなく10~15年前くらいの下北沢周辺でライブやっているバンドの雰囲気を感じた。
店を後にして、小籠包を食べてホテルにもどりました。めでたし、めでたし。
また行くよ。 おススメ。