声明を勉強しています。 I study Syomyo (Japanese Buddhist chant).

今年から高野山大学で声明を勉強しています。

実は昨年から三味線(端唄、地唄)の勉強と高野聖と琵琶法師の関係性についての研究もしていまして、どうやら声明というのは三味線音楽や様々な日本音楽のルーツになっているようです。

僕は、三味線を弾いて端唄を歌ったり、浄瑠璃や、長唄、浪花節といった様々な日本音楽のレコードを聴いて行くなかで、その事実を実感したのでした。

大学の授業ではこんなテキストをつかっています。

赤色の部分は節の唄い回しに関する指示。

授業の進め方はいたってシンプル…

先生が課題曲の頭から「譜の読み方」「唄い方」を説明、実演し、そのあと一緒に歌うというもの
この繰り返しで少しずつ進んでいきます。

今の所まだ全然うまくできていません。皆で先生の後で復唱していると、一応は声には出せますが、一人ではまだ無理ですね。

寺生(寺で住み込みで働く代わりに学費等の経済的負担を寺に補ってもらっている学生)は寺で毎日お経や声明を聞いて身体で覚えているようで、後ろの席で寝ている子もチラホラ。笑

最近やっと少し独自の楽譜に慣れてきたくらいです。

ほんのちょっと、その音楽の構造について勉強するだけで、その音楽の聴こえ方が全然変わります。
ほんのちょっと勉強するだけ楽しさが倍増、いやそれ以上になります。
これは、どんな音楽にも、音楽以外の事にもあてはまるのかな…

近いうちに友人のお坊さんに直接指導をしてもらおうと思っています。

    コメントを残す

    メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です